『數位時代』とMeet創業小聚が主催するアジアの年間イノベーション・起業イベント「2025 Meet Taipei スタートアップ・エキスポ」が、来週木曜日11月20日から22日まで、台北花博争艶館で盛大に開催される。
本展は「Dancing with AI」をテーマに、19カ国から国内外のスタートアップ、主要企業、ベンチャーキャピタル、政府機関が集結。参加者にアイデアからリソースまでをつなぐ架け橋を提供し、AIが全面的に推進するグローバル産業の新たな成長ロジックを共に探求する。
大会テーマと同名の「グローバル起業トレンドフォーラム」では、台湾と米国を軸に、投資家・国際起業家・大企業代表計3名を特別講演者に迎える。また、本年開催の「Neo Star Demo Show」選出チームのうち、AI関連アプリケーションや開発分野のスタートアップが21社を占め、来週金曜日にトップ10決勝戦が行われる。
さらにMeet Taipei スタートアップ・エキスポの中核は、常に分野横断的で多様な技術応用を示すスタートアップ企業であり、今年は計413社が展示に参加。AIが起業産業の様相を強力に書き換える時代に直面する台湾において、現地スタートアップが積極的に挑戦を続け、世界のAI舞台から決して欠席しない姿勢を示している。
イノベーション起業の次なる10年を構想：産業トレンド・コミュニティ継承から新金融までを深く議論
計算能力基盤から製品開発まで、AIは単発的イノベーションから産業全体を牽引するエンジンへと進化し、起業の定義と成長曲線を根本から書き換えている。この変革期において、台湾のスタートアップは地理的優位性とハードウェア実力の交差点に立ち、AI垂直応用市場への進出に絶好の機会を掴んでいる。この潮流を深く分析するため、本年開催のグローバル起業トレンドフォーラムでは、AIが起業エコシステムを再構築するプロセスを徹底解剖する。
フォーラム全体では、投資・人材・インフラから応用現場までを網羅し、参加者に次段階の成長ロジックを提示。多数の重鎮スピーカーを招き、米国アンドラ・キャピタルのパートナーである林家振氏はベンチャーキャピタルの視点からAIがバリューチェーンを再構築する方法を分析。米国スタートアップAnysphereが開発したAIコードエディタ「Cursor」の創設エンジニアである黄紹儒氏は、台湾と米国を繋いだ洞察を通じて、AIが「10倍エンジニア」の定義をどう再構築するか深く探求する。また、緯創資通（Wistron）のCTOである沈慶堯氏は「計算能力の基盤からスタートアップ共栄のエコシステム協奏へ」をテーマに講演する。
現在のAIブームに焦点を当てるだけでなく、今年のMeet Taipeiではさらに複数の深度セッションを企画し、イノベーションエネルギーの次の10年を構想する。
さらに、今年のMeet Taipeiは次世代起業家が学界から産業界へ進む道を積極的に支援するため、国家実験研究院の起業促進プログラム（FITI）と提携し、初の「Young Sparks – Student Startup Hub」を設立。これはAIや医療技術など多分野にわたる11チーム専用の展示エリアであるだけでなく、大会は起業コンテストの正式な規格に準じ、11チームのための専用デモショーを開催。このイベントでは将来の起業トレンドを観察できるだけでなく、将来の起業新星がメディア露出、専門的なキャリア開発、そして早期投資獲得の機会を掴むことも可能だ。
資源の提供と還元が循環することで、起業の活水は絶えることなく流れ続ける。「創創不息–新創雨林の持続可能な発展」特別講演はこの精神に基づき企画され、2010年以降の台湾スタートアップエコシステムの発展を辿りながら、イノベーションがいかに持続的な生命力として機能するかを考察する。
プログラムでは、起業コミュニティのリーダーである時代基金会執行長・趙如媛氏、起業家共創プラットフォーム執行長・陳英姿氏、「創業小聚」の立役者・陳素蘭氏を招き、コミュニティ運営から継承までの思考を議論。さらに、起業家代表として鮮乳坊創業者・龔建嘉氏、Gogolook創業者・郭建甫氏など、起業家からエコシステム推進者までのキーパーソン、および緯創（Wistron）、KPMG、500 Global、Headline Asiaの企業・ベンチャーキャピタル代表を招き、起業家精神が如何に循環・継承され、次の成功ストーリーを創出するかを解き明かす。
振り返るだけでなく、展望も描く。別のキーノートセッションでは、グローバル金融の新たな戦場に直面する。「WEB3+ブロックチェーン特別セッション」では、今年世界で最も議論されたキーワード「ステーブルコイン」に迫る。基調講演にはJPYCディレクターの田中明夫氏を特別招請し、日本初の円建てステーブルコインJPYC発行後の市場動向を独占解説。さらに会場では「2025 Web3+年間影響力人物表彰式」の年間ランキングを発表し、参加者に業界専門家の最新見解を直接お届けする。
Neo Star Demo Show開幕：トップ30スタートアップが実力を発揮
Meet Taipeiの最大の見どころと言えば、15回目を迎える「Meet Neo Star Demo Show」が間違いなく注目の的。
これは国内外のベンチャーキャピタルの注目を集める重要な舞台であると同時に、全てのスタートアップチームが必死に獲得を目指す切符でもある。過去を振り返れば、AppierやGogolookといった台湾を代表するソフトウェア企業も、Meet Neo Starの舞台で頭角を現した実績があり、潜在的な新星を発掘する指標としての地位を証明している。
今年のトップ30リストは、台湾スタートアップ界の三大トレンドを正確に反映している：「AIのあらゆる産業への全面的な導入」、「スマート医療アプリケーションの継続的な深化」、そして「Vibe Codingが牽引する開発者の新たな潮流」。このリストの意義は、「Dancing with AI」という大会テーマを十分に反映しているだけでなく、応用からエンパワーメント、クラウドからハードウェアに至るまでの完全なイノベーションエコシステムの青写真を描き出している。選出チームは展示会期間中に2段階の決勝戦を行い、最高の栄誉を争う。
世界産業がAIによって全面的に駆動される変革期において、Meet Taipeiは概念からリソースに至る重要な架け橋を構築し、全ての参加者がAIと共舞する最適なリズムを見つけ、新たな成長ロジックを探求し、台湾が世界のAIイノベーションエコシステムにおける戦略的高地を共に築くことを支援する。
【観覧情報】
2025 Meet Taipei スタートアップ・エキスポ
日時：11月20日（木）～11月22日（土）9:00-18:00
会場：台北圓山花博園区
所在地：台北市中山区玉門街1号
