日産自動車(Nissan)と本田(Honda)の合併交渉が破談となったことを受けて、鴻海(ホンハイ)精密工業の董事長である劉揚偉氏が、日産との新たな協力関係を模索していることを明らかにしました。
劉氏は2月12日のインタビューで、「日系自動車メーカーとの協力は日産だけにとどまらず、他のメーカーとも交渉中であり、今後1〜2ヶ月以内に新たな協力関係を発表する予定です」と述べました。
同日、劉氏はグループの新年会において、鴻海が複数の自動車メーカーと接触していることを明らかにしました。日産やホンダ、そして日産の大株主であるルノーとも話し合いを行っており、株式の取得についても議論があったものの、「買収が主目的ではなく、協力を重視している」と語りました。
本田と日産の合併破談の背景
2月5日,《日經》新聞指出,日產汽車總裁內田誠正式告知本田汽車總裁三部敏宏,將中止雙方合併的相關協議。雙方原先計劃成立控股公司,以成為全球第三大汽車集團為目標,但因整合比率等問題談不攏,導致合併計畫在一個月內宣告破局。
過去の『日経』の分析では、台湾の鴻海が日産株の取得を目指していたことが、ホンダと日産が統合を推進する決意を固める要因となったとされています。鴻海は今後、ホンダや日産と協力関係を築くことを確認しています。
鴻海グループは電子機器の受託製造業務以外にも、AIサーバーが第2の事業柱となっており、第3の柱である電気自動車事業がどのように影響力を拡大するのか注目されています。劉氏は「今後1〜2ヶ月以内に良いニュースを発表する予定で、現在その計画を大まかに立てている」と述べました。
また、日産の大株主であるルノーの株式を取得するかどうかについて、劉氏は「鴻海とルノーは協力を主目的としている」と述べました。
鴻海關潤曾為「日產第三把手」
実際、鴻海の電動車戦略責任者である関潤(Jun Seki)氏は、かつて日産自動車の第3位の高官であり、2023年に鴻海に加わりました。『日経』の報道によれば、関氏の使命は鴻海が世界の電動車市場で40%のシェアを達成することにあり、彼は前職の日産に注目していました。
日産は2010年からEV車種の量産を開始しており、鴻海は日産への投資を通じてEV製造の専門知識と世界的な販売能力を獲得したいと考えているようです。また、日産の工場や設備だけでなく、Pathfinders、Sentra、GT-Rの製造にも関心を持っています。
鴻海は、日産の経営に関与する手段として、鴻海のフランス雷諾汽車(Renault)が信託銀行に預けている日産株に注目しています。2024年9月までに22.8%の日産株が信託銀行に預けられており、鴻海がこれらの株を取得できれば、日産の経営に参加することが可能となります。
鴻海の過去の買収意向
昨年の日本メディア『ダイヤモンド』の報道によれば、鴻海は2024年春に瑞穂銀行に対し日産自動車の買収意向を示していたとされています。この報道では匿名の関係者の話として、ルノーが日産株の35%(ルノーの持株と信託会社の持株の合計)を鴻海に売却する意向があると伝えられていました。
しかし、状況は変わり、ホンダと日産の合併が破談となった今、鴻海がどのような形で日産自動車や他の日系自動車メーカーと協力するのか、今後の動向が注目されます。
責任編集:李先泰