台湾の食と農業分野に特化したスタートアップアクセラレーター「好食好事加速器」は、テクノロジー系スタートアップチームとともに、日本最大級のスタートアップイベント「SusHi Tech Tokyo 2025」に参加し、国際的な成長ポテンシャルをアピールしました。

(東京発、2025年5月)食農と気候持続可能なイノベーション企業の育成に特化した台湾のアクセラレーター「好食好事」は、食農、物流、循環経済の分野で活躍する3つのテクノロジースタートアップ、悠由数據(DataYoo)、築鏈科技(Gocochain)、宜可可循環経済(ECOCO)と共に、日本の年次スタートアップイベント「SusHi Tech Tokyo 2025」に参加します。台湾の食農テクノロジーイノベーションの力と国際市場への進出意欲を示す絶好の機会となります。
▲台湾食農スタートアップアクセラレーター「好食好事」がテクノロジーチームと共に日本のスタートアップイベント「SusHi Tech Tokyo 2025」に参加
今回の参加は「好食好事」が初めて日本でスタートアップ展示会に団体で参加するものであり、台湾の食農テクノロジーを核とした国際イノベーションプラットフォームへの重要な進出となります。参加する3つのチームは「好食好事」のアクセラレーターの優秀な卒業生であり、深い技術力と商業化の成果を持っています。
悠由数據(DataYoo):衛星リモートセンシングとAIデータ分析に特化し、未来の世界的な食料問題に対応し、農業の効率向上と精密管理に尽力しています。
築鏈科技(Gocochain):冷蔵物流の温度記録ラベルとリアルタイム監視ソリューションを提供し、クラウド統合を通じて企業の温度管理、自動化、法規遵守、品質保証を支援します。
宜可可循環経済(ECOCO):スマートリサイクル設備を用いて循環経済の場を創造し、空瓶、缶、カップ、乾電池を回収する機能を持ち、台湾で170万人以上の使用者を累積し、世界でも最も多くの瓶を回収する機種の一つとして、ブランドの持続可能性実践と消費者参加を強化しています。
「好食好事は単なる台湾の食農スタートアップアクセラレーターではなく、アジア太平洋市場と産業ニーズを結ぶ架け橋でもあります。」と、好食好事のCEOである林薇真氏は述べています。「今回の参加を通じて、チームが日本市場の商機を見つける手助けをし、台湾のスタートアップテクノロジーが日本企業と戦略的または業務的な協力関係を形成し、さらに国際市場を共同で拡大することを期待しています。」
「SusHi Tech Tokyo 2025」はアジアのスタートアップ界における重要な年次イベントで、「ハイテクで持続可能な都市を創造する」をテーマに掲げています。今年は特に「食」と「農業」に焦点を当て、多くの日本の大企業、ベンチャーキャピタル、海外代表者が参加し、台湾チームにとって高い露出と商業マッチングの機会を提供します。
展示会期間中、「好食好事」アクセラレーターは台湾と日本の企業訪問と交流活動も計画しており、産業協力ネットワークをさらに深化させます。今後も、「好食好事」はより多くの潜在力を持つスタートアップチームと協力し、アジアの食農テクノロジーのイノベーション拠点を築きます。
展示会期間中、「好食好事」アクセラレーターは台湾と日本の企業訪問と交流活動を計画しています。例えば5月7日には、「好食好事」アクセラレーターと卒業生チーム「悠由数據」、「Gocochain」が日本の五大総合商社の一つである「丸紅株式会社」を訪問し、複数の事業部門と深い対話を行い、相互理解とニーズ探索を通じて、日本、台湾、東南アジア市場でより多くの協力と投資の機会を拡大することを期待しています。
丸紅は農業、食品、テクノロジー、エネルギーなど多様な分野に跨り、世界市場の重要な連携者であり、戦略的ハブです。
また、訪問の中で「Sustainable Food Asia」のCEOである海野慧氏とも会いました。この組織は近年、日本の食品大企業、東南アジア市場とスタートアップテクノロジーの三者協力を積極的に推進しており、アジア太平洋の食農テクノロジーエコシステムにおける重要な推進者です。
原文記事:https://www.hao-shi.org/tw/news/detail/sushitech_2025